今回は米国ETFの銘柄の1つであるVYMを詳しく解説します。
米国ETFは1株から購入が可能なので投資を始めようと思っている方は
是非参考にしてみてください!
VYMとは?
VYMとは米国の大手資産運用会社バンガードが運用している高配当ETFです。
特徴としては時価総額が大きく、高い配当金を出している米国企業の440銘柄で構成されています。
配当金の受取りは3.6.9.12月の年に4回です。
VYM|配当利回り
VYMの過去6年間の配当利回りは下記のとおりです。
VYMの過去の配当利回り
過去6年間で3%台を維持しており、長期的に安定した配当金を得ることが可能です。
2020年から2022年のコロナ渦の中でも安定した配当利回りが続いているのはすごい!
VYM|構成銘柄
銘柄の入れ替えは年に1回行われます。
業績が良くない銘柄は自動的にはじかれる仕組みです。
VYMの構成銘柄
セクターを見てみるとエネルギー、ヘルスケア、金融業界の会社が保有比率の
上位を占めているのがわかる!
VYM|セクター比率
VYMのセクター比率を見ていくと財務(金融)が21.10%、ヘルスケアが14.20%で全体の30%以上を占めているのがわかります。
VYMのセクター比率
金融や不動産業界は景気の変動を受けやすく、生活必需品やヘルスケア業界は
景気の変動を受けにくい傾向があるよ!
銘柄選択でセクター比率は重要なので絶対に確認しておこう!
VYM|いくらから購入できる?
VYMの現在(2023年11月22日)の1株の購入価格は15,975円となります。
楽天証券の購入画面
VYM|メリット
これまでVYMの特徴や内容を話してきました。
次にVYMを購入するメリットをまとめましたので1つ1つ確認しましょう!
経費率が低い
ETFの純資産総額にかかる売買・管理手数料が0.06%なので低コストで運用が可能です。
仮に純資産総額100万円を保有していたとしてもかかるコストは600円です。
投資においてコストを最小限に抑えるのは鉄則なのでしっかり確認しよう!
分散投資でリスクが軽減できる
VYMは時価総額の大きい440銘柄に分散投資が可能でリスクが軽減できます。
SPYDやHDVなど他の銘柄と比べると、圧倒的に銘柄数が多いよ!
VYMの1つの特徴ともいえる!
配当利回りが安定している
前述でもお伝えしたようにVYMの直近5年間の配当利回りは3%台を維持しています。
長期的に安定した配当金を得ることができ、今後も期待が高い銘柄の1つです。
VYM|デメリット
メリットが大きいVYMですが逆にデメリットはどんなことがあるのでしょうか。
少額で投資ができない
VYMは1株の購入価格が現在(2023年11月22日)15,975円です。
仮に10株購入すると159,750円になるので初期費用がどうしても高くなります。
少額で投資を考えている人には厳しいかもしれない!
急激な値上がりは期待できない
成長性が高い銘柄が組み入れされていないので急激な値上がりは期待できません。
VYMは成熟企業の銘柄が多く含まれているため長期的な運用を目的として
おり、短期的な運用を考えている人にはミスマッチな選択方法かも
まとめ
米国ETFはコロナ渦の中でも安定した配当を得られました。
なかでも他の銘柄と比べ、VYMは特に安定した運用ができる銘柄です。
分散投資ができ、低コストなので初心者の方でも安心して運用ができます。
是非この記事を読んでいただき参考にしていただけたら幸いです。
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