今回は米国に上場するETF2,096銘柄(2023年10月現在)の中から人気の高いHDV、SPYD、VYMの配当利回り、時価評価などの銘柄の詳細を詳しく解説していきます。
銘柄選択において参考にしていただければ幸いです。
HDV・SPYD・VYMの概要
3銘柄の特徴は下記のとおりです。
各銘柄の特徴まとめ
HDVとは
ブラックロック社が提供している高配当株ETFです。
財務の健全性が高い75銘柄で構成されており、配当や価格に安定感があります。
過去6年の配当利回り
コロナ渦の中でも安定して配当が貰えたのはすごいね!
SPYD
State Street社が運用する米国高配当ETFS&P500の銘柄です。
配当利回りが高い80銘柄で構成されています。
SPYDは1株約33ドル(約5,000円前後)の少額から購入できます。
1株の購入価格が安いから少額で投資したい方にはおすすめな銘柄だよ!
VYM
米国の大手資産運用会社バンガードが運用しています。
高配当ETF時価総額が大きく、高い配当金を出している米国企業の440銘柄で構成されている銘柄です。
VYMは時価総額の大きい440銘柄に分散投資が可能でリスク軽減できます。
分散投資はメリットがとても大きいからやるべきだね!
構成銘柄数
3つの銘柄を比較するとVYMが圧倒的に構成銘柄の数が多いです。
VYMは1つの商品で442の企業に投資ができるのでリスク軽減できるよ!
経費率
経費率を比べると3銘柄とも比率が低いです。
その他投資の経費率は年0.5~2%とされています。
それに比べると経費率0.06%~0.08%は圧倒的に低いです。
仮に100万円保有していたとしても600円~800円しか報酬信託がかからない!
投資が上手くいくためのポイントの1つとして、コスト削減はとても重要なので覚えておこう!
配当金利回り
3銘柄で比べるとSPYDの配当利回りがとても高いです。
SPYDの過去6年の配当利回り
SPYDの直近5年間の利回りは約4~5%と安定しているので、今後も期待が高い銘柄だよ!
分配金回数/年
どの銘柄も年間の分配金回数は4回です。
米国の企業は日本企業と違い四半期ごとに決算があるので年に4回配当が貰えます。
年に4回も配当金が貰えるのは米国ETFに投資するメリットの1つだね!
1株の現在価値と時価総額
3つの価格を比較するとSPYDは他の銘柄と比べ、1株が安く購入できます。
少額で投資したい方にはとてもリーズナブルな価格ですね!
価格は常に変動しているので売買するタイミングはとても重要です。
価格が圧倒的に安いので私もSPYDを多く購入しているよ!
資産構成
各銘柄に組み込まれる資産構成はとても重要です。
景気の変動を受けるタイミングやリスクが各業界ごとに変わってくるので、銘柄選択を行う際にしっかりと確認を行いましょう。
SPYDの組入比率
VYMの組入比率
HDVの組入比率
3つの主な資産構成を見ていくとHDV、VYMはヘルスケア、エネルギーの業界を中心に構成されており、SPYDは金融や不動産の業界を中心に構成されています。
ヘルスケアやエネルギーなどの業種は景気の変動を受けにくいが、金融や不動産、公益事業は景気の変動を受けやすいので価格の変動が激しい傾向がある!
SPYDは金融や不動産業界を中心に構成されている銘柄なので、良い時も悪い時も景気の変動を受けやすい!
米国ETFランキング
3銘柄を比較するとVYM、SPYDは上位にランクインしています。
ランキングはあくまで参考なのでご自身の投資方法、目的に沿って銘柄を選択しましょう。
ランキングを行っている証券会社の情報を参考程度に確認しておこう!
まとめ
HDV、SPYD、VYMの銘柄数、配当利回り、資産構成などを比較してきました。
銘柄の選択は1つに絞る必要もなく、それぞれの銘柄の特徴を組み合わせて投資するのも1つの手段です。
配当利回りが高いSPYD、財務の健全性が高いHDV、銘柄数が多く分散投資ができるVYMなどそれぞれの銘柄によって強みや特徴が違います。
複数の銘柄を購入することでリターンとリスクのバランスを保つことができるので、プラスの面が大きいです。
今後米国ETFを購入される方、資産形成の修正を考えている方は是非この記事を読んでいただき、参考にしてみてください。
コメント